私の師僧は、玉島道院の(故)岡田 孝先生です。先生は、『岡山県の西部地域に少林寺拳法を広める。』と志して岡山市から玉島の地に転居されました。
設立当時、24歳・中拳士・三段の私に、「笠岡に道院を出せるのは、君しかいない。」といわれ、転勤のある職場だったので、悩みましたが先生の志に応えるためにもできるところまではと心に決めて1976年8月道院長心得として設立の認可を頂きました。
転勤拒否をしながら最後には「少林寺への道を!! 」選び、少林寺拳法のできる職場を条件に転職の繰り返し、いつの間にか45年が経過しようとしています。
0拳士一人ひとりの期待に応えるための指導の在り方が大切になります。
拳士は、「どんなことをするのだろうか」「何を教えてくれるのだろうか」「上手くできるだろうか」と不安と興味が入り混じった複雑な気持ちだと思います。
積極的に取り組む仕掛けとして、毎月自分達のやるべき修練メニューを示しています。指導の内容は同じでも拳歴・年齢・体力に合わせて、拳士一人ひとりに応える仕掛けで楽しく・無理なく・上達できる工夫を心がけています。
本当の強さと思いやりを身に着けて、誇り高き生き方ができるよう願っています。
道院が「修行の場」として凛とした雰囲気を醸し出していること。
少林寺拳法を一生懸命修行する、その先にある自信と勇気そして誇り高き生き方ができたらすばらしいと思っています。
笠岡道院は、専有道場の強みを発揮して四季折々の行事(節分・ひな祭り・さくら祭り・夜店・お月見)を実施しているところです。
地域の方々に、もっと参加していただける楽しい企画をさらに広めたいと思います。
少林寺拳法から離れた拳士が金剛禅門信徒としての繋がりを保ち、開祖が残された金剛禅の教えを継承しながら、地域のコミュニティの場として、存在感のある道院を目指していきます。
少年部(18:30-20:00)と中学生以上社会人の部(20:00-21:30)2部制で練習しています。少年部拳士は、近隣の市町8校から通っています。
学校も学年も違い、男女の分け隔てなく仲良く元気いっぱい走り回っています。
上級生は下級生の面倒を見ながら、できる者はできない者に教えあって真剣に楽しく修練しています。
社会人は20代から70代まで人数は少ないですが、それぞれ年代別・資格別に満遍なく揃っており、体力応じて無理なく楽しく取り組んでいます。
ストレッチを十分やるので小・中学生より柔らかいです。
六段4名、七段1名と指導陣も充実しています。やや高齢化現象の道院となっています。
入門するまでは少し怖かった少林寺拳法ですが、今ではみんなと一緒に稽古をするのが楽しくて、週に2回は必ず稽古に出席しています。
仕事が忙しい時期もありますが、少林寺拳法に行きたいので早くかたづけられるように努力して、仕事にメリハリが付けられるようになりました。
道院に通うこともそうですが、大会を見に行ったり、色々な行事に参加すること、人と触れ合うことが楽しく、絶対少林寺拳法が好きになると思うので、友人にも笠岡道院を薦めたいと思います。