東京国際大学に入学した時に少林寺拳法と出会い、入会した。
おりしも「花の応援団」という漫画がヒットして、わが大学拳法部もしかり。
帰岡した私はしばらく離れていた少林寺拳法を岡山中央道院(亡小池孝忠先生)で再開した。
当時、日中国交正常化10周年を記念した式典では奉納演武を片山氏と経験した。
当時仕事は卸売市場の仲買業者に勤めており、夜9時まで練習、夜中の3時には出社という生活だ。しかし私はこの道が好きで好きでしょうがない。
この道を通して自分自身が少しづつ変わっていく。
技を掛け合う中で「人の喜びが自分の喜びとなる。」
この道を地元の方に紹介したいと道院長となった。
少林寺拳法は格闘技だ!と思って「なんだか怖いなぁ」と考える方がいるかもしれませんが、少林寺拳法は護身の技術です。技術ですから繰り返し練習すれば、必ず上達できます。
ただ、最初から技を見せて「やってごらん」という指導では不親切だと思っています。何事も準備や予行練習が必要です。
技術についも座禅行についても予行練習をして一足飛びには行いません。
ゆっくりから始め、細かな階段を登るように心がけて指導しています。
そして腹を練ることに重点を置いています。
3~4年もすれば少々の物事には動じない胆力や、技術修練から集中力を身に付けることができます。
「おかえりなさい」修行のヒントは道場にあります。「いってらっしゃい」修行の現場は道場の外。と考えています。
現在門下生は少ないですが、少ないからこそきめ細かく、また楽しい雰囲気で修行できています。
私自身が68歳ですので「子供はもちろん、中高年に少林寺拳法」をおすすめしています。
中高年の方が中心となり、次世代の人々に中高年の考えやアドバイスを言い合える道院を目指しています。
少年拳士から高齢者までが少林寺拳法と言うツールを活用して充実した人生を見つけられる道院にしたいです。
何よりも道院の為ではなく門下生の為の場所であり続けたい。
「自分に厳しく、他人に優しい」という、常に笑顔で楽しく修行できる!そんな節度あり、楽しい道院を目指します。やる時にはやれる自分つくりができる道院だと思います。
またなるべく年少さんと中学生以上の一般の方とは別々に練習したいと思い練習日は分けています。
一般の方が少年部を指導する事が無いように、それぞれの修練がきっちりできるようにします。
また、昇級、昇段、法階には意欲的に進んでいただきます。
私は郷内道院には小学生の時に入門しました。その時は拳士も10人くらいいました。
コロナの時から今は中学生2人と一般の人だけですが、先生は少ない人でも丁寧に指導してくれます。
新しい道場になって、ティータイムがあり、お茶を飲みながらお話を聞いたり、「あうん」という本を読んだりします。
それから、本山にとても近いので武専という本山の学校にも行っています。
先生はそこでも指導しています。
少林寺拳法が大好きな先生と一緒に少林寺拳法ができるので、これからも頑張りたいです。
T.F