今年も6年生が小学校を卒業して、一般部に変わる時が来ました。
4人の拳士が法衣を着て、式に臨みました。
お祝いとして、暖和会から図書カード、道院長から記念として公認拳サポーターをお渡しいたしました。
4人のうち1人は、残念ながらこの日を一つの区切りとして、休眠致します。
小学校卒業という大きな節目にあって、少林寺拳法を続けるかどうかという一つの選択をそれぞれが家庭の中で話し合い、その結果の結論を道院長として大いに尊重し、応援したいと思います。
法話で、朝ドラという言葉を少し話しましたが、もうすぐ終わりを迎えるNHKの連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」では、時代劇俳優の伴虚無蔵さんが「どこで何をして生きようと、お前が鍛錬し、培い、身に付けたものは、お前のもの 決して奪われることのないもの 一生の宝とせよ」というセリフを話されました。また、大月錠一郎さんは子供たちが苦しい現実に伏せているとき、自身のつらい過去を話したうえで、「それでも人生は続いていくよ」と優しく話されていました。
今、夢と希望をいっぱい持って過ごしている4人それぞれが、いろんな思いで少林寺拳法にかかわってきたと思います。けっして無駄ではなかったと思えるように私も指導してきたつもりです。
自分に自信を持つということは、簡単ではありません。多くの人は多少のうぬぼれを持ってしまうものですが、世の中を謙虚に見つめ、自分を律する心を忘れなければ、それは実現するものだと思います。
中学生になっても頑張ってください。修行を続ける3人は技も教えも少しだけ難しくなりますよ!